終了

人間の未来へ ―
ダークサイドからの逃走

2006年2月25日[土]~ 2006年5月7日[日]

■企画展
オノ・ヨーコ《絶滅に向かった種族2319-2322》1992年(部分) 水戸芸術館現代美術ギャラリーでの展示風景
撮影:齋藤剛 所蔵:鹿児島県霧島アートの森

米国の単独主義、覇権主義は目に見える影響ばかりではなく、同時代の世界の人々の心をむしばみ、価値観に大きく影響をもたらしています。経済のグローバリズムによる判断基準では、ごく一部の人々にいかに利益をもたらすか、が重視され、この基準では効率とは異なる人間の誠実さや道理、人権への配慮は遠ざけられてしまいます。しかし、こうした状況は、米国のイラク侵攻後の米国内の例を見るまでもなく、情報管制によって仕立てられているともいえるでしょう。

私たちは常に平和を求めながら、一方では異なるものとの共存には寛容になれない困難さをもかかえています。人類がこれからどこに向かっていくかについての不安が増幅する中、私たちは、ひとりひとりが多様な世界に目を向け、事実を見る目を養って情報の渦から抜け出す判断力と、多様な人々を受け入れる許容力をもつことが求められています。

本展では、混沌とした時代にあって、ダークサイドに陥りがちな人間が、どこまで他者への理解や人間の尊厳に対しての自覚を呼び覚ますことができるかをテーマに、報道写真と映像並びに彫刻に詩や箴言を組みあわせ、共感を引き出す展示を試みます。


▼出品作家

マグダレーナ・アバカノヴィッチ、フィリップ=ロルカ・デコルシア、アントニー・ゴームリー、橋本 公、広河 隆一、マイケル・ライト、ジェームズ・ナクトウェイ、 長倉 洋海、シリン・ネシャット、オノ・ヨーコ、ユージン・スミス、 スゥ・ドーホー、ビル・ヴィオラ


▼関連プログラム

1.オープニング・トーク

実施日:2月25日
会場:現代美術ギャラリー
講師:スゥ・ドーホー、橋本公、マイケル・ライト

2.キューレター・トーク

実施日:3月11日
会場:現代美術ギャラリー
講師:逢坂恵理子(水戸芸術館現代美術センター芸術監督)

3.スペシャル・トーク

実施日:3月25日
会場:水戸芸術館会議場
講師:池田香代子

4.ドキュメンタリー映画『戦場のフォトグラファー』上映会

実施日:4月8日
会場:水戸芸術館ACM劇場

5.ウィークエンド・ギャラリートーク

実施日:3月12日~5月7日の毎土・日曜

6.赤ちゃんと一緒に美術館散歩

実施日:4月7日、14日、21日

7.託児付ギャラリートーク

実施日:4月13日


▼開催概要

展覧会名

人間の未来へ ―
ダークサイドからの逃走


会場

水戸芸術館 現代美術ギャラリー


開催日

2006年2月25日[土]~ 2006年5月7日[日]


開催時間

9時30分~18時 *入場は17時30分まで


休館日

月曜日


入場料

入場料 一般800円、団体(20名以上)600円
※中学生以下、65歳以上・障害者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名、年間パスをお持ちの方は無料
一年間有効フリーパス
「ハイティーンパス」(15歳以上20歳未満 ):1,000円
・「おとなのパス」(20歳以上):2,500円


主催

財団法人水戸市芸術振興財団


後援

水戸市教育委員会、NHK水戸放送局


助成

独立行政法人国際交流基金、アジアン・カルチュラル・カウンシルACC


協力

日本航空、株式会社創夢


協賛

アサヒビール株式会社、株式会社リーテム


企画

逢坂恵理子(水戸芸術館現代美術センター芸術監督)